2013年の夏は、平年に比べ降水量が多く日照時間が短かったため、スギ雄花の
生育に適さない気候になりました。また、実際にスギ雄花の着花状況を調査した
ところ、着花量は昨年よりも少ない結果でした。
2014年春の県内のスギ花粉総飛散数は、2,000〜5,000個/cm2と予想され、過去
10年間の総飛散数と比べると、例年並みか例年よりもやや少なくなると予想され
ます。
地域別の総飛散数は、最上地域と庄内地域が2,000〜3,000個/cm2、村山地域が
3,000〜4,000個/cm2、置賜地域が4,000〜5,000個/cm2と予想されます。最上地域
では前年並み、村山・置賜・庄内地域では前年より少なくなるでしょう。また、
過去10年間の総飛散数と比べると、来年のスギ花粉総飛散数は、置賜地域では例年
並み、村山・最上・庄内地域では例年より少なくなりそうです。
表 県内4地点の花粉飛散数 (単位:個/cm2)
地域 (観測地点) | 来春(2014年)の 予想総飛散数 |
今春(2013年)の 総飛散数 |
過去10年間の 総飛散数平均値 |
村山 (山形市) | 3,000〜4,000 | 5,680 | 4,289 |
最上 (新庄市) | 2,000〜3,000 | 2,725 | 3,231 |
置賜 (米沢市) | 4,000〜5,000 | 5,379 | 4,230 |
庄内 (三川町) | 2,000〜3,000 | 3,200 | 4,350 |
※ 詳しくは、平成25年12月発行の衛研ニュース170を ご覧ください。
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