季節の薬草
 山形県保健福祉センター(山形県山形市十日町)の敷地内には薬草栽培地があります。
 当所では、健康保持増進、疾病予防の一助になることを期待して、薬草の勉強を始めました。これから季節を追って開花する薬草を調べてご紹介したいと思います。

今回ご紹介する薬草
シャクヤク(芍薬) (5月撮影)
ボタン科の多年草。観賞用として庭に植えられることが多い。

採取と利用法:
根を掘り起こし洗って、そのまま乾燥されるか、蒸してから乾燥させる。根を刻んで煎じて服用する。

成分:
ペオニフロリン、ペオノール、アルビフロリン、安息香酸、タンニンなど。

薬効:
鎮痛、鎮痙、鎮静
漢方薬の構成生薬としても使用され、甘草と一緒に配合することでこむら返りなどの筋肉の引きつれに応用される。
 
(理化学部)