山形県衛生研究所では、感染症予防の観点から、山形県民の皆様が病原体に対してどのくらい抗体をもっているか調査をしています。平成17年度は、インフルエンザに加えて、風疹に対する抗体調査を行いましたので、結果を報告致します。
 山形県における年齢層別風疹抗体陽性率は下図のようになりました。0-4歳では、まだ感染していない、あるいはワクチンを受けていない方が多いこと、などから50%の陽性率にとどまりましたが、それ以上の年齢では、82.5-100%の陽性率となりました。しかし、妊娠可能年齢と考えられる15-30代の女性の中に抗体陰性者が認められました
 風疹で最も恐ろしいのは、妊婦さんが妊娠初期に風疹に初感染した場合におこる先天性風疹症候群です。2004年には先天性風疹症候群が多発しています。ワクチン接種を徹底して、赤ちゃんを先天性風疹症候群から守りましょう。
  今回の調査に関しては、0-4歳(60名)、5-9歳(33名)、10-14歳(40名)、15-19歳(39名)、20-24歳(35名)、25-29歳(40名)、30-34歳(40名)、35-39歳(40名)、40-49歳(23名)、50-59歳(17名)、合計367名の県民の皆様にご協力をいただきました。どうもありがとうございました。また検査の実施にあたっては、保護者の皆様・関連医療施設のスタッフの皆様のご配慮をいただきました。あわせて御礼申し上げます。

皆様のご協力どうもありがとうございました

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