本文へスキップ

山形県衛生研究所は県民の皆様の健康と安全のために活動しています。

TEL. 023-627-1358

〒990-0031 山形県山形市十日町1-6-6

トップページ > 微生物部 > COVID-19時空間三次元マップ(山形県版)

COVID-19時空間三次元マップ(山形県版)

(最新版が表示されていない場合は、ページを更新(リロード)してください)

・環境によっては、立体地図の読み込みに時間がかかる場合があります(数分かかる場合もあります)。
・マウスを用いないスマートフォン等の機器では三次元マップを動かすことができません、ご了承ください。

目次

  1. COVID-19時空間三次元マップ公開の目的
  2. 三次元マップの内容説明・利用方法
  3. 2021年10月以降の感染者発生状況
  4. 過去の流行状況
  5. 山形県のCOVID-19の流行を抑えていくために
  6. おわりに
  7. 更新履歴

1. COVID-19時空間三次元マップ公開の目的

山形県衛生研究所では、公衆衛生を担う研究機関という使命のもと、東北大学大学院環境科学研究科(https://nakaya-geolab.com/)と共同で、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の県内発生状況を時空間的に俯瞰(ふかん)できるCOVID-19時空間三次元マップ(以下、三次元マップ)を開発しました。

現在、① 山形県におけるCOVID-19発生の時間的推移と地理的拡大状況を同時に示すこと、② 得られた結果を分析し今後の山形県における新型コロナウイルス感染予防対策に生かしていくこと、の2つを目的として、山形県内で感染者が発生する都度、最新の情報を公開しています。

なお、本情報は、これまでの感染者の発生状況を示したうえで今後の感染者の発生を抑えていくことを目指して公開しています。したがって、誹謗(ひぼう)・中傷(ちゅうしょう)・詮索(せんさく)の目的で本情報を閲覧・利用することは一切おやめください。

2. 三次元マップの内容説明・利用方法

三次元マップは、山形県・山形市のホームページに公開されているプレス発表資料および記者会見資料を基に作成しています。

(1) 三次元マップの内容説明

  1. 平面上に山形県地図に対応する地点を、垂直方向に日付を示しています。
  2. 三次元マップ中の点は、感染者の居住地市町村を示しています。具体的には、感染者が居住または滞在する市町村の代表点から、重なりを避けるために無作為にズラした位置を表示しています(感染者の居住地そのものを示しているわけではありません)。
  3. 点の色は、が39歳以下、灰色が40~59歳、が60歳以上です。
  4. 縦軸の日付は、発病日で示しています。無症状や発病日不明の場合は、陽性確定日から5日*引いて示しています。
    *本県有症者の発病日から検査確定日までの日数の中央値
  5. 点と点を結ぶ色付き矢印は、感染者間の関連性を示しています。は家族内感染、は会社での感染、は院内感染、水色は飲食店での感染、ピンクは福祉施設での感染、は保育園・幼稚園・小中高校での感染、はその他(友人間感染など)です。なお、これら関連性は、疫学調査の結果「推定」されたものであり、確定的な事実ではない点をご了承ください。
  6. クラスターについては、便宜上、発病日が最も早い感染者とその他の感染者を矢印で結んでいます。
  7. 県外との接点があった場合、灰色矢印と都市名の情報を追加しています。Rは隣県(Rinken)、Tは他県(Taken)を意味します。県外との接点とは、具体的には、県外から来県した方と接触した、県外を訪問して帰県後に感染が判明したなどです。

(2) 三次元マップの利用方法

  1. 三次元マップ中でマウスを左クリックした状態で動かすことで好きな角度に回転します。
  2. マウスのホイール(ミドルボタン)で、三次元マップを拡大・縮小します。
    (マウスを用いないスマートフォン等の機器では三次元マップを動かすことができません、ご了承ください)
 なお、三次元マップを閲覧するためには、無料JAVAソフトウェアが必要になります。

3. 2021年10月以降の感染者発生状況


2021.11.30追記
1か月半ぶりに県内でクラスターが発生しました。また、県外ではオミクロン株(新たな変異株)が発見されています。改めて、不織布マスクの確実な着用(会話時は特に)、三密の回避、換気などの対策の徹底が望まれます。



4. 過去の流行状況

以下の年月または画像クリックにより、別ページで過去の三次元マップが開きます。

  1. 山形県内第一波(2020年3~4月)では、4つの県外との関連が見いだされ、うち2つは、その後のクラスター形成につながっていました(詳細は、当所ホームページ【論文概要】山形県のCOVID-19第一波 ~山形の新型コロナはどのように広がっていたんだろう?~をご覧ください)。

    山形県COVID-19時空間三次元マップ(2020年3~10月)

  2. 2020年5~10月は、県外との関連のある感染者が散見されたものの、散発もしくは小規模の感染拡大でとどまっていました。

  3. 山形県内第二波(2020年11月~2021年2月)は、村山地域(内陸側)および庄内地域(海側)それぞれにおいて、関連性不明(過去マップ中に"?"で表示)の感染者が複数観察された後に、急速な感染の広がりがみられました。そのうち、村山地域では、複数の飲食店におけるクラスター発生後、家庭内感染を中心として急激に感染がひろがりました。また、庄内地域では、2つの医療機関において大規模なクラスターが発生しました。

    山形県COVID-19時空間三次元マップ(2020年11月~2021年2月)

  4. 山形県内第三波(2021年3~4月)は、3月初旬以降、隣県と関連する感染者が村山地域で多数見い出され、その後、飲食店において複数のクラスターが発生しました。しかし、2021年3月22日に山形県・山形市「緊急事態宣言」が発出されてからは、隣県関連や飲食店関連の感染者は減少していきました。ただし、その後も感染の広がりはなかなか収まらず、特に家庭内感染が多い状態が続きました。その後、高齢者福祉施設、医療機関などでもクラスターが発生しました。

    山形県COVID-19時空間三次元マップ(2021年3~6月)

  5. 山形県内第四波(2021年5~6月|第三波と併せて図示)は、ゴールデンウィーク前後に県外との関連を有する感染者が多く見出された後、村山地域および置賜地域(県南部)において飲食店におけるクラスターが複数発生し、その後、家庭内感染を中心とした感染の広がりが持続しました。また、村山地域、庄内地域それぞれにおいて、高校生の感染者が多数見出されました。

  6. 山形県内第五波(2021年7~9月)は、全国的なデルタ株の流行のあおりを受ける形で感染が広がり、これまでで最大の流行となりました。

    山形県COVID-19時空間三次元マップ(2021年7~9月)


    発病日(推定含む)が2021年7月1日~9月30日の感染者1,481人の概況は以下のとおりです。

    日別推移(発病日別)
    山形県内COVID-19第五波の発病日別感染者数
    居住地
    山形県内COVID-19第五波の感染者居住地


    性別
    山形県内COVID-19第五波の感染者性別
    年齢群別分布
    山形県内COVID-19第五波の年齢群別分布
    感染経路
    山形県内COVID-19第五波の感染経路


5. 山形県のCOVID-19の流行を抑えていくために


三次元マップを用いた分析結果から、山形県におけるCOVID-19の流行は以下のとおりまとめることができます。

山形県内COVID-19流行形態

上図を踏まえ、今後、本県においてCOVID-19の流行を抑えるカギとなるのが、「山形県外での流行と人の流れの増加の把握」「飲食店クラスターの発生抑止」「家庭内感染の予防」の3つと考えられます。

(1) 山形県外での流行と人の流れの増加の把握

  • 山形県では、経済的つながりの深い宮城県首都圏からの感染者の流入が多いため、これら地域でのCOVID-19流行状況を把握することが大切です。
  • 人の流れは、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始に増加しやすいため、それらイベントの後の感染者増加に特に注意を払う必要があります。

(2) 飲食店クラスターの発生抑止

  • 飲食店は、私たちの食生活を支え、豊かな人生を演出してくれる大切な存在です。しかし、人間が口から食べ物や飲み物を摂取する以上、必然的にマスクを外す行為が生じるため、感染予防対策が難しい業種とも言えます。
  • 不特定多数の人々が同じ場所に集うことができることも飲食店の魅力ですが、店内でウイルスが広がった際には原因施設判明までに時間がかかり、気付いた時には感染が広がってしまっている、また利用者に連絡が行き届かないなどの難しさもあります。
  • 利用者のできることとしては、少しでも感染のリスクを減らすために、感染対策を徹底しているお店、本県でいえば『新型コロナ対策認証施設』を利用することがまず考えられます。併せて、お住まいの地域で感染者が増えている時期は飲食店の利用を控えることも必要かもしれません。

(3) 家庭内感染の予防

  • 山形県では、感染経路が判明している感染者の46%が家庭内で新型コロナウイルスに感染しています(2021年10月15日現在、プレスリリース情報を基に算出)。
  • 感染の可能性がある家族(例 COVID-19が流行している県外を訪問した、COVID-19が流行している都道府県から帰省した、地域内でCOVID-19が流行している時に飲食店を利用した)がいる場合には、万が一を想定して家庭内での感染を防ぐための徹底的な対策が必要です。
  • 具体的な対策につきましては、当所ホームページ【論文概要】山形県のCOVID-19第一波 ~山形の新型コロナはどのように広がっていたんだろう?~をご覧ください。

6. おわりに

山形県では68%を超える県民の皆さまがワクチン2回接種を済ませており(令和3年10月14日現在、首相官邸ホームページ情報から算出)、令和3年9月以降、感染者数も落ち着いています。この静かな状況を長続きさせるためにも、不織布マスクを隙間なく着用する、部屋の換気をする、密を避けるなどのこれまでおこなってきた感染予防対策を一人一人が続けていくことが大切と考えられます。


7. 更新履歴

2021.10.15
① 2021年10月以降の三次元マップを表示することとしました。
② 2021年7~9月の流行の概要(県内第五波含む)をまとめました。

過去の更新履歴はこちらをご覧ください。


本ページは、山形県衛生研究所および東北大学大学院環境科学研究科が作成し、作成にあたっては山形県内保健所(村山、最上、置賜、庄内、および山形市保健所)および山形県健康福祉部に協力いただきました。


バナースペース

山形県衛生研究所へのアクセス

〒990-0031
山形県山形市十日町1-6-6

TEL 023-627-1358
FAX 023-641-7486
生活企画部:627-1108
微生物部:627-1373
理化学部:627-1110