山形県衛生研究所では、感染症予防の観点から、山形県民の皆様が病原体に対してどのくらい抗体をもっているか調査をしています。平成20年度は、インフルエンザに加えて、日本脳炎に対する抗体調査を行いましたので、結果を報告致します。
 山形県における2008年の年齢層別日本脳炎抗体陽性率は下図のようになりました。
 山形の状況は、10-19歳こそ50-78.1%の陽性率となっていますが、それ以外の年齢層では低い状況にありました。
 日本脳炎の予防接種は現在見直しの状況にありますが、東南アジアなど、特に感染の可能性が高い地域に行く場合は、ワクチンの接種を考慮する必要があるといえます。
  
  今回の調査に関しては、0-4歳(56名)、5-9歳(35名)、10-14歳(32名)、15-19歳(6名)、20-29歳(23名)、30-39歳(20名)、40-49歳(25名)、50-59歳(25名)、60歳以上(3名)合計225名の県民の皆様にご協力をいただきました。どうもありがとうございました。また検査の実施にあたっては、保護者の皆様・関連医療施設のスタッフの皆様のご配慮をいただきました。あわせて御礼申し上げます。

皆様のご協力どうもありがとうございました

2006年の結果をご覧になりたい方はこちらをクリックして下さい。

2007年の結果をご覧になりたい方はこちらをクリックして下さい。